「AIで本当に音楽が作れるのか」「初心者でもそれっぽい曲を作れるのか」と気になっている人は多いのではないでしょうか。最近は文章から画像や動画を作れるAIが増えていますが、音楽分野でも注目を集めているのがSunoです。Sunoはテキストでイメージを入力するだけで楽曲を生成できる音楽生成AIで、近年は機能追加も進み、以前よりも表現力やカスタマイズ性が高まっています。今回は、実際にSunoで1曲作ってみた流れをもとに、使い方、感じたメリット・デメリット、注意点までまとめてレビューします。

Sunoは、初心者でも短時間で曲のたたき台を作りやすい音楽生成AIです。 一方で、完成度を上げるにはプロンプトの工夫と再生成による調整が必要になります。 「まず1曲作ってみたい」「AI作曲の雰囲気を体験したい」という人にはかなり使いやすいサービスですが、 収益化や公開を前提にする場合は、料金プランや商用利用条件も確認しておくべきです。
Sunoとはどんな音楽生成AIか
Sunoは、テキストで曲のイメージを入力するだけで、ボーカル付き楽曲やインスト曲を生成できる音楽生成AIです。公式の案内では、初心者でもSimple Modeから簡単に始められ、説明文を書いて「Create」を押すだけで曲を作れる設計になっています。実際、専門的なDAW操作や楽器演奏の知識がなくても、かなり低いハードルで音楽制作の入り口を体験できるのが特徴です。
さらに、2026年3月にはv5.5が公開され、Voices、Custom Models、My Tasteといった新機能が追加されました。これにより、単に「それっぽい曲を作る」だけでなく、自分好みの傾向に寄せたり、より個性のある出力を目指したりしやすくなっています。以前よりも表現の自由度や個人向けのカスタマイズ性が高まっている点は、Sunoを試す価値のあるポイントだと感じます。
つまりSunoは、従来の音楽制作ソフトとは少し立ち位置が違います。ゼロから細かく打ち込むというより、まずAIに曲の土台を作ってもらい、そこから好みに近づけていく使い方に向いているサービスです。スピード感と手軽さを重視する人には、特に相性がよいといえるでしょう。

Sunoで実際に1曲作る前に知っておきたいこと
Sunoは、初見でも使い始めやすいUIが用意されています。公式ヘルプではSimple Modeの使い方として、「説明を書いてCreateを押すだけ」という非常にシンプルな導線が紹介されています。そのため、最初の1曲を作るだけなら、複雑な準備はほとんど必要ありません。
ただし、ここで一つ理解しておきたいのは、1回で完璧な曲が出るとは限らないということです。AIは入力された内容をもとに出力を行いますが、曖昧なプロンプトだと、方向性がぼやけた曲になりやすい傾向があります。逆に、ジャンル、テンポ、雰囲気、ボーカルの性別、用途などを具体的に書くほど、狙いに近い出力になりやすくなります。Suno公式の初心者向け案内でも、具体的な条件を含んだ書き方が例として示されています。
そのため、初回から意識したいのは「とりあえず作る」だけではなく、どんな曲にしたいのかを言語化することです。ここが曖昧なままだと、再生成を繰り返しても納得いく結果になりにくいです。逆に、テーマが明確だと、短時間でもかなり満足度の高い曲に近づけることができます。
Sunoで実際に1曲作ってみた手順
ここからは、実際に1曲作る流れをベースに、初心者でも迷いにくい形で手順をまとめます。
Step1:会員登録してログイン
まずはSunoの会員登録を行います。
グーグルやsafariなどの検索エンジンで「SUNO」と入力しましょう。
➤https://suno.com/
その後は、下図内の「ログイン」から新規登録+ログインを進めてください。
また、英語表記で開くことがあります本記事では日本語に変換して説明しています。

Step2:サイドバーから作成画面を開く
作成画面を開きます。最初の1曲は、細かい編集機能を触りすぎるよりも、
まずはシンプルに作る流れで試してみましょう。

この画面で上下にスクロールしてみてください。
歌詞、スタイル、ボーカルの性別、曲名を入力できる欄があります。
Step3:作りたい曲のイメージをプロンプトに入力する
Sunoでは、プロンプトが曲の方向性を決める中心になります。
今回は
・「明るく爽やかなJ-POP」
・「前向きで希望を感じる」
・「女性ボーカル」
・「新入社員向けの応援ソング」
これらを入力して音楽を作成を試みました。

スタイルは英語で入力するのが効果的です。今回は実際に英語で入力してみました。
また、ジャンルと感情、用途まで含めて入力すると、かなり体的なイメージを伝えやすくなると感じました。
プロンプトのコツは、情報を詰め込みすぎることではなく、曲の軸をはっきりさせることです。たとえば「なんとなくいい感じ」ではなく、「朝に聴くと元気が出る」「通勤中に合う」「親しみやすいメロディ」といった具体性があると、出力の方向が安定しやすくなります。
Step4:必要に応じて歌詞を入れる
今回は歌詞を入れていますが、歌詞を入れなくても作成は出来ます。
イメージプロンプトのみで作成すると、実際に自身の作成したいイメージと遠くなることが多いと感じました。
歌詞を入れることで、自身の作成したい音楽にかなり近付ける事が出来ます。
Step5:プロンプトを確認し、作成する
各プロンプトを入力し、下にスクロールして「作成する」をクリックしましょう。

Step6:作成した音楽を確認する
今回は有料プランに加入して音楽を作成しました。
ご査収ください。
実際に聴いてみると、想像していたよりも自然なメロディで、AIが作った曲とは思えないほど雰囲気がまとまっていました。特にサビはキャッチーで耳に残りやすく、新入社員や新生活を始める人を応援するような前向きさも感じられると思います。
一方で、細かく聴くと人間の作曲とは少し違うと感じる部分もあります。たとえば、言葉の乗せ方や抑揚にわずかな機械っぽさが残る場面もあり、ここはAI作曲ならではの特徴だと感じました。ただ、短時間でここまで形になることを考えると、完成度はかなり高いと言えるでしょう。
実際に1曲作ってみると、Sunoは手軽さとスピード感に優れた音楽生成AIだと感じました。一方で、理想通りの曲を作るにはいくつか注意点もあります。ここでは、実際に使って感じた良かった点と気になった点を整理して紹介します。
実際に使ってみて感じたSunoの大きなメリットは、短時間で曲のたたき台を作れることです。通常なら、曲作りにはメロディ、歌詞、アレンジなど多くの工程が必要ですが、Sunoではプロンプトと歌詞を入力するだけで、数分で楽曲の形が見えてきます。
また、専門知識がなくても試しやすい点も大きな魅力です。楽器が弾けない人や、作曲経験がない人でも、アイデアさえあれば音楽制作を始められるのはかなり大きな強みだと感じました。
一方で、1回で理想通りの曲が完成するわけではない点には注意が必要です。プロンプトが曖昧だと、思っていた方向と少し違う曲になることもあります。そのため、納得できる曲を作るには何度か生成して比較する作業が必要でした。
また、商用利用や公開の前には、利用プランや規約を確認しておく必要があります。今回は有料プランで作成しましたが、AI生成音楽はルール変更の可能性もあるため、公開前に確認する意識は大切だと感じます。
Sunoで作った曲をブログやYouTube、配信サービスなどで使いたい場合は、商用利用の条件と著作権の考え方を分けて理解しておくことが大切です。特に、無料プランと有料プランでは扱いが大きく異なるため、「AIで作った曲だから自由に使える」と考えるのは危険です。
Sunoの公式ヘルプでは、ProまたはPremierに加入している間に作成した曲について、ユーザーが所有者として扱われ、商用利用権も付与されると案内されています。つまり、収益化したブログ記事への掲載や、YouTube・配信サービスでの活用を考えるなら、有料プランで作った曲を使うほうが安全です。
一方で、Basic(無料)プランで作成した曲は、Suno側が所有者とされ、利用は個人・非商用目的に限られます。あとから有料プランに入ったとしても、無料時代に作った曲へ自動で商用利用権が付くわけではないため、収益目的で使う場合は特に注意が必要です。
SUNOの有料プラン概要
SUNOの有料プランは、単に生成回数が増えるだけでなく、商用利用を前提に使いやすくなる点が大きな特徴です。ブログ記事への掲載、YouTubeでの活用、配信サービスへの展開まで考えている場合は、無料プランよりも有料プランのほうが安心して使いやすいといえます。
SUNOは、趣味で試すだけなら無料プランでも十分ですが、公開や収益化を考えるなら有料プラン向きです。特に、商用利用を前提にする場合は「どのプランでその曲を作ったか」が重要になります。
ブログ収益化やYouTube投稿、配信サービスでの公開まで考えている人は、有料プランを選んだほうが使いやすいです。実際に外部で公開・活用したい場合は、無料プランよりも安心感があります。
まずは操作感を試したい人や、個人利用・趣味用途だけで楽しみたい人なら、無料プランでも十分です。曲作りの流れや雰囲気を知るだけなら、いきなり課金しなくても面白さは体験できます。
今回はブログ記事で実例として曲を掲載する前提だったため、商用利用条件を考えて有料プランを選ぶほうが安心だと感じました。
まとめ
Sunoは、文章と歌詞を入力するだけで短時間に楽曲のたたき台を作れる、かなり使いやすい音楽生成AIでした。実際に1曲作ってみると、初心者でも扱いやすく、想像していたよりも自然な形で曲が完成するのが大きな魅力だと感じました。
一方で、一度で理想通りの曲が完成するとは限らず、納得できる仕上がりにするにはプロンプトの工夫や複数回の生成が必要です。また、公開や収益化を前提に使う場合は、有料プランや利用条件も事前に確認しておく必要があります。
まずは無料で試してみて、実際に外部で公開したい、ブログやYouTubeで活用したいと感じた段階で有料プランを検討する流れが現実的でしょう。Sunoは、作曲経験がない人でも音楽制作を体験しやすいサービスとして、十分に試す価値のあるツールだと感じました。


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